外壁塗装の情報を調べていく中で実際の現状の話などを知ることが多いのですが、調べていって驚きだったのが上に書いてある「下請け塗装業者がもらっている金額が一棟でわずか15万円」ということです。
しかもこの金額に材料費が含まれているらしい。。。
どこに書いてあったのかというと、「リフォーム産業新聞(2013/12/10)」というリフォーム業界の専門誌になります。
そうなってしまう理由はハウスメーカー、工務店、リフォーム会社の下請けになると、仲介手数料が引かれた金額しか塗装業者に支払われないからです。
金額は正確ではないですが、わかりやすく図示してみるとこのようになります。
実際に私達が払っている金額が100万円だったとして、実際に業者に支払われる金額がわずか15万円。
それで塗料の費用、塗装にかかる人件費も払わなければいけないことになります。
一般的に一棟の工事にかかるのは20〜25人工(一人が1日で一人工)で、人件費は一人工15,000円なので、人件費を払っただけで30万円〜40万円は本来かかります。それをわずか15万円で塗装工事するよう言われる場合もよくあるとのこと。
明らかに赤字なのがわかります。でもその状況で受けざるを得ない場合どうなるのか?
どうしても手抜きと言うか、作業を少なくしてしまいがちです。
実際にその新聞に掲載されていたインタビューではこのようになっていました。
「3回塗らなければいけないところを2回にするとかします」「どうしようもなく、手を抜くんです」と明確に書かれています。
下請けで貰える仕事の金額が少なすぎて手を抜かざるを得ないという状況になってしまっているのがわかります。
外壁塗装を依頼した側としても100万円払ったら100万円の仕事をしてもらえるのが当然と思うのですが、実際にやってもらえるのは15万円の仕事だったらどうでしょう?
そりゃ質の良いサービスは受けられません。
外壁塗装業者の実情と手抜き工事が起きる仕組みのまとめ
下請けで仕事を受ける塗装業者の場合に支払われる金額が少なく、手抜き工事をせざるを得ない状況がある
この一言にまとめられるかと思います。
このような現状があるという認識をした上で、依頼する側としてどうすれば良いのか?を考える必要がありそうですね。
外壁塗装の業者選びは専門知識も必要で業者選びは大変です。そこで業者の選び方についてまとめてみました。
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