外壁塗装の塗料|4種類の基本的な特徴まとめ

外壁塗装をする時に選ぶのが「塗料」。
これで耐用年数、塗の仕上がり等が決まってくるので選ぶので大事なポイントの一つになります。そこでここではまず外壁塗装に使用される塗料のについてまとめたいと思います。

まず最初に外壁塗装で定番で上がってくる塗料4つを見てみたと思います。
大きく分けて外壁塗装の塗料はこの4つに別れます。

  1. アクリル塗料
  2. ウレタン塗料
  3. シリコン塗料
  4. フッ素塗料

この4つ以外にも塗料はあるのですが、まずは定番ということでこの4つの特徴を見てみましょう。まずはわかりやすいよう図にしてみました。

 耐用年数坪単価
アクリル塗料3〜5年
ウレタン塗料7〜8年15,000円
シリコン塗料10〜12年16,000円
フッ素系塗料15〜20年17,000円

以下ではそれぞれの塗料の特徴を詳しく見ていきたいと思います。

外壁塗装 アクリル塗料

男性であれば昔プラモデル等に使用していた塗料を思い出してください。
あれがアクリル塗料となっています。

昔の技術が発達していなかった頃は外壁に使用されることもありました。
しかし、耐用年数が3〜5年と短いことから他の塗料に変わられてしまっているのが現状です。
自宅でDIYとして一時的に塗るのに使うのは良いかもしれませんが、専門家に依頼して外壁塗装の塗料として利用されることはないかと思います。

外壁塗装 ウレタン塗料

ウレタン塗料は少し前まで外壁塗装の塗料として主流だった塗料です。

耐用年数が7〜8年で、光沢のある仕上がりが特徴となっています。
価格も安く様々な場所に塗れるためよく利用されていたのですが、今までは高級塗料と言われていたシリコン塗料の値段が下がってきていることから、今ではシリコン塗料が外壁塗装のメインとなっています。

だからといって全く使われなくなっていっているわけではなく、シリコン塗料では塗装できない木部や、雨ドイ、破風板などに使用されたり部分的に使われています。
また価格が安いために、安さを重視して塗料を選ぶ場合にはウレタンを使用する場合もあるようです。

外壁塗装 シリコン塗料

現在の外壁塗装で一番利用されているのがシリコン塗料です。
過去は価格が高いのでウレタン塗料が主流だったのですが、今では価格が下がりメインで使われることが多くなっています。

耐用年数が10〜12年と長くなっていて、ウレタン系塗料と比較して、紫外線からも強くなっています。
現状一番コストパフォーマンスに優れている塗料と言われているので、迷ったならシリコン塗料にしておけば失敗はないでしょう。

外壁塗装 フッ素系塗料

シリコン系塗料と比較して耐用年数が15〜20年と長いのが特徴の塗料となっています。

耐久性が高いだけでなく、見た目も美しく、飲食店や航空機の外観にも使用されているくらいです。
汚れにも強いなど自宅の外壁塗装には最高の塗料とも言われています。具体的にフッ素系塗料を使用している建物の例で言えば「六本木ヒルズ」「東京スカイツリー」などなどがあるようです。

最近になってフッ素塗料の価格も下がってきたものの、まだまだシリコン系塗料と比較して高いため、実際に利用する人は少なくなっています。
またフッ素系塗料の場合、塗替えする際に他の塗料に塗替えできないというデメリットも有るようなので注意は必要です。

他にもある外壁塗装の塗料

今回こちらのページでは代表的な塗料を紹介したのですが、他にも無機塗料、遮熱塗料、光触媒塗料などなどいろんな塗料があります。

そういった塗料についてはまた別のページで紹介したいと思います。