昨年末に自宅の屋根をリフォームしました。
実際にもらった見積もりをご紹介したいと思います。
これから実際に屋根リフォームを考えている人の参考になればと思います。
今回した屋根リフォームの内容
まず家の場合、1階、2階の屋根が数十年放置されていてこんな状態になっていました。
これは1階部分だけなので範囲が少なく見えるのですが、大屋根の部分も同様に錆て見てられない状態になるまで放置されてました。
屋根材も雨が溜まりやすいものを使用し、さらに勾配(屋根の角度)も低くなっていたのでかなり水が溜まりやすくサビの原因となってました。
リフォームするなら勾配をつけたほうが良いということで、今回は勾配もあげる工事も含めてしてもらっています。
実際にこれくらいあげてもらっています。
そして、仕上がりはこちら。
ガルバリウム鋼板で瓦棒葺き?で仕上げてもらいました。
一般的なスレート屋根ではなく、こういった瓦棒葺きにした理由は重さです。
家自体が古いこともあり、あまり重たい素材を使えない所と、劣化した時の印象を抑えられやすく、水はけの良いものという選択肢で選んでいくとこのタイプになりました。
1、2階ともこのタイプで仕上げてもらいました。
ということでどんな工事をしたか見たところで、実際にかかった費用を見ていきたいと思います。
実際に屋根リフォームにかかった総額
まず最初にかかった総額を見てみます。
かかった総額は300万円と少し。
見積もりの内訳が4つに別れています。
見づらいかと思いますので改めて文字で書き起こします。
金額 | |
---|---|
足場及び養生 | 278,400円 |
解体撤去処分 | 329,910円 |
新設屋根工事 | 1,127,620円 |
屋根ルーフ工事 | 1,074,900円 |
合計 | 3,035,696円 |
それぞれの詳しい見積もり詳細が有りますので、それも含めて書いていきたいと思います。
足場及び養生の見積もり
詳しく書いてみるとこのようになります。
数量 | 単価 | 金額 | |
---|---|---|---|
足場及び飛散防止ネット養生 | 80㎡ | 1,100 | 88,000 |
落下物防止養生通路上部 | 1式 | 30,000 | 30,000 |
屋根上歩行用足場 | 84㎡ | 850 | 71,400 |
内部天井飛散防止養生 | 90㎡ | 600 | 54,000 |
足場撤去搬出 | 1式 | 35,000 | 35,000 |
合計 | 278,400 |
養生にかかる費用になっています。
今回家の場合は、「足場・養生・飛散防止ネット」がセットになっての見積もりですが、細かい見積もりをしてくれるところであれば、別で書いてくれるところもあるようです。
このように足場だけでも30万円近くかかっているので、外壁塗装やリフォームなどをする時はまとめてやっておきたいものですね。
解体撤去処分
今回野屋根リフォームの場合、元にある屋根の撤去と、その廃材の処分が必要になってきました。
また家の場合は謎のダクトがあったりして、そちらの処分等でも費用がかかっています。
今回かかった金額の詳細を書くとこうなりました。
数量 | 単価 | 金額 | |
---|---|---|---|
大屋根既存銅板部 解体撤去 | 119㎡ | 1,200 | 142,800 |
軒先部 アルミ屋根及び下地解体撤去処分 | 37 | 950 | 35,150 |
軒先部送風ダクト一部撤去 | 1式 | 25,000 | 25,000 |
1F部銅板屋根解体撤去処分 | 71.5㎡ | 1,100 | 78,650 |
軒先アルミ屋根及び下地撤去処分 | 29.8㎡ | 950 | 28,310 |
掃除片付けその他雑工事 | 1式 | 20,000 | 20,000 |
合計 | 329,910 |
このように撤去だけでも30万オーバー。
捨てるだけでも結構お金がかかってしまいます。
だから壁や屋根の張り替えとなると、ごみ処理だけでも結構な費用がかかるので、張替えなのか、上からするのかでも変わってくるのは費用を考える上では大事なポイントとなります。
新設屋根工事
こちらが新設屋根についての見積もりになります。
屋根の張り替えというよりも、屋根の勾配を高くする部分の工事になってました。
かなり細かくなりますが、詳細はこんな感じ。
数量 | 単価 | 金額 | |
---|---|---|---|
大屋根下地母屋及び東その他 | 33本 | 2,900 | 95,700 |
下地取り付け材 90×35 | 33本 | 1,600 | 52,800 |
垂木 45×45 | 70本 | 1,300 | 91,000 |
下地野地板 12m厚 | 115㎡ | 750 | 86,250 |
ウレタン断熱材 厚さ20 | 115㎡ | 800 | 92,000 |
鼻隠し及び破風板下地 180巾 | 10枚 | 3,200 | 32,000 |
アスファルトルーフィング | 5本 | 5,100 | 25,500 |
タイトフレーム取付下地 | 1式 | 40,000 | 40,000 |
掃除片付け及びその他雑工事 | 1式 | 35,000 | 35,000 |
母屋桁及びその他取り付け材 | 20本 | 2,900 | 58,000 |
下地取り付け材 90×35 | 15本 | 1,600 | 24,000 |
垂木 45×45 | 43本 | 1,300 | 55,900 |
鼻隠し下地材 180巾 | 7本 | 3,200 | 22,400 |
下地野地板 | 71.4㎡ | 750 | 53,550 |
ウレタン断熱材 厚さ20 | 71.4㎡ | 800 | 57,120 |
アスファルトルーフィング | 4本 | 5,100 | 20,400 |
片付けその他雑工事 | 1式 | 18,000 | 18,000 |
大屋根大工施工費(金物共) | 1式 | 140,000 | 140,000 |
1F屋根大工施工費(金物共) | 1式 | 110,000 | 110,000 |
掃除ごみ処理共 | 1式 | 18,000 | 18,000 |
合計 | 1,127,620 |
屋根ルーフ工事
この部分がいわゆる張替えの部分となります。
今回の屋根リフォームでは1階部分と2階部分(大屋根)担っているので、屋根の量で結構値段は変わってくるかと思います。
サイズ感などを自宅と比較してみて金額の目安を計算してみてください。
数量 | 単価 | 金額 | |
---|---|---|---|
大屋根ルーフ | 170m | 1,600 | 272,000 |
1F屋根ルーフ | 110m | 1,600 | 176,000 |
取付金物 | 1式 | 65,000 | 65,000 |
大屋根棟折板面戸共 9m | 1式 | 25,000 | 25,000 |
破風 鼻隠し化粧鋼板 4m | 10本 | 3,500 | 35,000 |
軒先水切り その他金物 | 18本 | 2,100 | 37,800 |
折板施工費 荷揚げ共 | 1式 | 130,000 | 130,000 |
瓦屋根との境界部 大型トユその他 | 8.5m | 5,000 | 42,500 |
大型軒樋 Panasonic 260型 | 2本 | 14,000 | 28,000 |
大型樋 施工費 | 1式 | 30,000 | 30,000 |
軒樋 ファインスケア NF-1型 | 8本 | 4,200 | 33,600 |
竪樋集水器 | 1式 | 32,000 | 32,000 |
軒樋 受け金物 | 1式 | 25,000 | 25,000 |
軒樋施工費 | 1式 | 43,000 | 43,000 |
瓦葺き工事(1部) | 1式 | 100,000 | 100,000 |
合計 | 1,074,900 |
屋根リフォームの金額 まとめ
我が家で実際にした屋根リフォームの見積もりを全て公開してみました。
いかがだったでしょうか?
- 1階、2階のリフォーム
- 屋根の撤去
- 屋根の勾配を高くする工事
- 屋根の張り替え
といった部分をしたので、普通の工事と比較して少し高くついているかもしれません。
サイズなどを自宅と比較してみて、この見積もりを参考に金額を考えてみてください。